その1からのつづきです。
ひと眠りしたらもう会津高原尾瀬口駅に着いていました。
到着時刻は3時18分ですが3時50分頃までは車内にいることが可能で、照明は深夜灯のままです。しかしすでに起きている人も多く、デッキの戸をガチャガチャと開け閉めするもんだからとても寝ていられません。
ちなみに6両編成の中にトイレは3か所(和式)。ただ一か所は女性専用車両内にあるため、残りの2か所が入れ代わり立ち代わりで常に使用中という状況になっていました。
3時50分をすぎると車内照明が点灯し、車内放送が入って下車となります。
尾瀬夜行に乗ることができる旅行プランは、登山口まで行くバスの乗車券とセットになったプランしか発売されていないため、乗客はみなここからバスに乗り換える人ばかりです。
ちなみにこの尾瀬夜行に使われる300系電車、座席がリクライニングできません。
コレはいまどき貴重な経験ですよ(辛いけど)。
座席にあるスリッパは持ち帰り可能ですが、ブランケットは置いて帰らなければなりません。
ホームいっぱいに停まる300系。
駅の周りは山に囲まれているので真っ暗です。
車内ではこんな時間にご苦労なことで、係の人が車内清掃を始めていました。
改札口には駅員らしき人が立っていましたが、集札はしておらずそのまま出場。
特急券(船車券)を投入している人もいましたが、私はせっかくなので記念に持ち帰ります。
普段は列車の発着がない時間なので、窓口は当然ながら閉まっています。
この後は駅前の駐車場から発車する尾瀬夜行の乗客専用のバスに乗ります。(上の画像は駒ヶ岳登山口に停車中のバス)
私たちの目的は尾瀬夜行に乗ることなので当初はバスには乗らなくてもいいかと思っていたのですが、尾瀬夜行乗車記念のピンバッジの配布がなぜか専用バス車内なのです。
この日は大型の観光バスタイプ4台での運行でした。終着は尾瀬沼山峠ですが、私たちは途中の桧枝岐(駒ヶ岳登山口)で下車しました。桧枝岐は「ひのえまた」と読むそうです。
バス停の目の前に登山口があります。
折り返しのバスが来るまで暇なので、少し中に入ってみました。
きれいな川に心洗われますね。
バス停の周囲には民宿が何件もあって、つり券も販売しています。
その3につづきます。