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2009年4月19日日曜日

木更津駅前の空洞化がひどい

昔住んでいたということもあって、木更津には暇なときによく訪れるのだが、行くたびに駅前がどんどん荒廃していっている印象を受ける。

まず東口。2年くらい前に行った時には、「サラ金の看板だらけになっちゃったな」と思ったもんだが、今はそのサラ金店すら潰れて空家になっていたりする。かつてのダイエーは、撤退後に入ったテナントも建物の老朽化を理由にすでに退去してしまい、落書きの目立つ薄暗い廃墟。前の通りにはマックとパチ屋しかなく、必然的にヤンキー兄ちゃんのたまり場となっていた。

この近辺にはダイエーの他に、かつては本屋に文具屋その他小さい店が密集していたのだが、現在では空き地になっているところもあり、夜はちょっと怖い。ダイエーの建物は老朽化しているそうだから、取り壊してそのあとなにか建てるのか。もしあのまま廃墟が放置されるようなことがあれば、この近辺は治安が悪化しそうで心配である。

アクアラインの開通で東口には高速バスが発着するようになったが、この案内所兼待合所として2階建ての建物がある。以前は2階が待合所でコイン式のパソコンなんかもあり、私もこれでネットをしたことがあったが、今日行ったら2階は都合により閉鎖だと。階段は板張りで塞いであったが、そこにスプレーで大きく落書きがしてあって、閉鎖にした理由もなんとなく知れてしまった…。

高速バスはひっきりなしに入ってきてロータリーだけは賑やかに見えるのだが、EPO跡地の平面駐車場の部分など全体的に薄暗い駅前になっている。原付バイクのエンジンをふかしまくる音がうるささびしい。

かたや西口。こちらは旧そごうの建物があるが、いまだにテナントが出たり入ったりで落ち着かない。せっかく1階に激安スーパーが入ったと思ったら、これもビルを管理する管理会社との関係がギクシャクしていたらしく、やむなく撤退しますと張り紙が。まあどちらが悪いのか知りませんが、しかしこんなに簡単に貴重なテナントに出ていかれてしまうとは、いったいどういうことだろう。

2階はそごう時代からのテナントを集約して営業を続けているが、3階はいつまでたっても準備中。多分そごう撤退後からずっとこのままのような気がする。4階は最近スポーツ用品店が、5階はスポーツクラブが入った。6階は105円で15分遊び放題のJJクラブ、7階は巨大な100均、8階は英会話屋とチャレンジショップがずいぶん前から入っている。9階のレストラン街は、2店舗位が最後まで頑張っていたのだが、ついに諦めたのかフロアごと閉鎖になっていた。昔はここでよく夕食を食べたのに、寂しい限りだ。

今回驚いたのが、エスカレーターの運転が5階までに短縮されていたこと。たしかに6階より上はダイソーしかまともな店はないので(6階は元々エスカレーター側の入口を塞いで使用していない)、ダイソーのためだけにエスカレーターを動かすのも費用対効果が低すぎるのだろうが、品ぞろえ豊富な店で目玉になりえるテナントなだけに残念である。テナントのフロア配置には当初から疑問を感じていたが、やはりここにきて悪い影響が出始めてきている。

あと、西口もうひとつの大規模店舗であったショッカーの跡地が、立体駐車場になっていた。商店街なのに駐車場とはねえ。

今回久々に木更津駅前をじっくりとうろついて思ったのは、西口はもうあきらめて東口に特化した方がいいような気がした。かつて両側が栄えていた時期は確かにあったが、それは西にはそごう・ショッカー、東にはダイエー・EPO(旧西武)という大店舗があったからこそ可能だったわけで、しかし現在はそのすべてがなくなってしまったわけであるのだから…。もうどっちかに絞って店を誘致するしか…。

なんか適当に長文を書いてしまった…。